冬になるとあかぎれに悩まされていたタカラバイオの女性研究員の手が、素手でガゴメ昆布を練りフコイダンを抽出するうちに真っ白くスベスベになったことから肌への研究のきっかけとなりました。
現在までに様々なフコイダンの美肌作用がエビデンスとして確認されています。
フコイダンとは、昆布・ワカメ・モズク・メカブといった海藻特有のヌルヌルの主成分のこと。
海藻が潮の流れや砂などから自身を守ったり、海面より上に出てしまったときに乾燥を防ぐ役割を果たしています。近頃は、抗がん作用があると言われていて、代替医療としての注目度も高くなっています。
昆布・わかめ・モズクなどにもフコイダンは含まれますが、まったく異なった働きをします。また、その中にはまだまだ機能や効果の真偽が定かでないものもあります。
タカラバイオは他の昆布の2倍以上のフコイダンが含まれている『ガゴメ昆布』に着目し、研究を進め、世界ではじめてその化学構造式を決定しました。
もともとフコイダンは高分子であることが知られていますが、タカラバイオのフコイダンは天然の形態を保持したまま抽出する技術でガゴメコンブからフコイダンを抽出しています。
ガゴメコンブフコイダンは平均分子量1000万以上という高分子です。
他のフコイダンには見られない、その高分子がゆえの美肌作用が研究によって明らかになっています。
高分子のものほど粘性が強く、天然の形態を保持したまま抽出することは非常に困難で時間とコストがかかります。
タカラバイオは独自の抽出技術で、天然の形態を保持した高分子のフコイダンを抽出しています。その研究は現在も行なわれており、新たな機能性も明らかになってきています。