先日お客様からこんなお問い合わせを頂きました。
「苛性ソーダは石けんに残っていないのでしょうか?」
苛性ソーダとは、化学名「水酸化ナトリウム」、、、
強アルカリ性物質で、薬事法で劇物と指定されているたいへん危険な薬品です。
皮膚についたら激しく皮膚を侵し、ほんの1滴でも目に入ると失明の恐れがあります。
こ、こわい・・・(゚д゚;)
こんなものが何故石けんに入っているのでしょうか・・・。
石けんはアルカリと油分が反応してできるため、
苛性ソーダは石けん作りには欠かせないのです。
ちなみにケイマリの「とわだ石けん」は
オリーブオイルと苛性ソーダを反応させてできています。
本題に戻ります。
「苛性ソーダは石けんに残っていないのでしょうか?」
⇒「安心して下さい!残ってませんよ♪」
プロが作る石けんは、プロの手によって、
未反応のアルカリや不純物は丁寧に取り除かれます。
従って、完成された石けんに苛性ソーダがそのままの状態で残る事はありません。
ちなみにケイマリの「とわだ石けん」は
コールドプロセス製法で60日間ゆっくりと熟成させています。
製造過程で完全に鹸化(油が石けんになる化学反応)されます。
素人の方が簡単な方法で作る手作り石けんの場合、
残留(未ケン化)の成分が残りやすいので、
作る人も使用する人も十分に注意が必要です!