こんにちは、ケイマリインターナショナル毛髪診断士の野口です。
現代人は生まれた時からシャンプー・リンスがあって
当たり前のように毎日シャンプーしています。
毎日洗わないと不潔でしょう・・・
頭皮のギトギトとか臭いとか気になるし・・・
エチケットとして当然・・・
でもこれってちょっと清潔好きすぎるかもしれません。
同時に毎日シャンプー世代~50才代より下の年代~の薄毛率が高まっているように思います。
これは男性・女性両方に言えます。
私が子供の頃(ざくっと今から30数年前)の父親参観の日に
薄毛のお父さんはクラスに1人くらいですごく目立つ存在でしたが
最近では、30~40代の薄毛&薄毛進行中のお父さん5~6人はいますよね。
シャンプーと薄毛って関係しているの?
食生活が欧米化したことも薄毛の原因といわれていますが
シャンプーも関係しているように思います。
80代でも素敵で髪の毛がフサフサしている直木賞作家の五木寛之さんは
2ヶ月に1回しか髪を洗わないそうです。
形成外科医のクリニック宇津木流院長の宇津木龍一先生の著書でも
シャンプーし過ぎると常在菌のバランスが崩れ、脂漏性皮膚炎の発症や薄毛になりかねない、
お湯だけでもしっかり洗えば汚れの大半は落とせると
【脱・シャンプー】を提唱されています。
『シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは”洗いすぎ”が原因だった』発行:角川書店より
どうしてシャンプーし過ぎると薄毛になりやすいの?
頭皮も顔などの肌と同じように「バリア機能」があります。
「バリア機能」は、紫外線や花粉などの外的刺激から頭皮守ることと、
頭皮内部の潤いを保つ役割をしています。
毎日シャンプーでゴシゴシ頭皮を洗っていると、
シャンプーが頭皮に必要な皮脂や潤い物質「天然保湿因子(NMF)」と「細胞間脂質」を
洗い流してしまい、バリア機能を破壊してしまいます。
さらに、シャンプーに含まれる防腐剤などが頭皮にある常在菌(良い菌)を
弱らせ殺してしまうので、常在菌が減り脂漏性皮膚炎の原因菌となる
マラセチア菌や様々な雑菌が繁殖してしまいます。
こんな環境の頭皮では、髪はすくすく育ちません。
髪の毛の成長を考えると、毎日シャンプーはいらないかもしれません。2~3日に一度で十分だと思います。
そしてシャンプーの方法も、薄毛対策には重要です。
関連記事はこちら⇒毛髪診断士がすすめる!抜け毛を防ぐシャンプーの仕方♪
まとめ
洗いすぎやきれい好き過ぎるのも時には、
肌や頭皮にダメージを与えていることがあります。
昔の人は一週間髪を洗わなくても平気でした。
毎日シャンプーを2~3日に変えてみるのも試してみる価値ありです。