医学の父・ヒポクラテスの名言に「アルスロンガ、ウィータブレウィス」
(術の道は長いのに、人生はあまりにも短い)というのがあります。
「アルス」はアルティザンなどのアート(学芸、学術)を表していて、「ロンガ」はロングです。
「ウィータ」は人生を、「ブレウィス」はブリーフケースなどのブリーフ(短い)を意味しています。
一つのことを成し遂げるには、人生の時間を無駄にしてはならないということだと思います。
平安時代の絶世の美女・小野小町も人生の中で美しくいられる期間の短さを嘆いていて、
桜の花が長雨で散りゆく様を見て、眺めている間に散ってしまったと人生の時間の移ろいの速さに重ねています。
ところが今は人生100年の時代を迎えようとしています。
人生は十分に長くなったと言えます。
それに対して、人々はより多くのことを成し遂げられるようになったでしょうか。
美しくいられる期間は長くなったでしょうか。
思ったようにいかないのが人生ですが、
時間を無為に過ごしていることが多いように思えるのは私だけではないと思います。
男のスキンケアも同じです。
大人になったら、ただ眺めているだけで何もしなければ肌の衰えは進行して行きます。
少しの努力と、少しの財力。
この投資が将来、皆さんに多くの利子をもたらします。
少なくともマイナス金利にはなりません。
皆さんの肌の衰えは「眺めせし間に」も進んで行くことは忘れないで下さい。