以前、大阪市立大学医学部の先生と「高齢者のためのファッションショー」を企画したことがあります。
高齢者の人がファッションに興味を持ち続けると、本人の健康維持にも役立ち、
国全体の医療費抑制にもつながるというのが理由でした。
ファッションに興味を持ったり、異性に興味を持ったりすることは、
「生きる」ということと深く繋がっているのだと思います。
私は認知症の予防にもつながると思っています。
人は好奇心を持つといろいろ調べようとしますね。
もっともっと知りたくなってきます。
そしてその情報をもとにいろいろな工夫を始めます。
このことが人を若々しく行動させているように感じます。
ところが人は年齢とともに好奇心が薄れていくようです。
心のエイジングが進むと忘れっぽくなるだけでなく、新しい情報に対しても興味を持たなくなってきます。
心がだんだん固くなってしまうようにも感じます。
でも、それがある意味で成熟だという気もします。
自分に自信を持ち、他人に振り回されることなく、
自分なりのスタイルが出来上がるということはそういうことではないでしょうか。
心の年齢は、単に若々しくあるという「アンチエイジング」ではなく、
その「年齢に合わせたエイジング」が必要なのではないでしょうか。
それが年齢に合わせて輝くことになるのだと思います。
男のスキンケアも、その人の年齢に合わせて、深く経験が刻み込まれた顔になることが必要です。
無駄に若々しいのは、未熟なだけだと感じさせます。
▼この記事を読んだ人にオススメ▼