皆さんは競技かるたをご存じでしょうか。
正月になると百人一首のかるたで遊んだ思い出のある方は多くおられると思います。
私も高校時代までは両親と共に楽しんでいました。
優雅な百人一首のイメージですが、競技かるたはそれとは違い正にスポーツの世界です。
私の住んでいる大津市には、百人一首の最初の歌の作者である天智天皇が祀られている近江神宮があり、
そこでは毎年競技かるたの名人戦やクイーン戦が行われています。
その競技かるたの始まる時に、序歌として百人一首の中にはない歌が最初に詠まれます。
「ちはやふる」の漫画や映画でご存じの方も多いと思います。
その歌が
難波津に咲くや木の花冬隠り 今を春辺と咲くやこの花 (王仁)
という歌です。
難波津に花が咲いているが、この花は厳しい冬を耐えて、今は春だと知らせている、といった内容でしょうか。
冬の厳しさと対比させて、これからの明るい未来を感じさせます。
昭和29年頃に佐佐木信綱氏が競技かるたの序歌として選んだのがこの歌だったそうです。
この歌に出てくる「木の花」は梅の花だというのが定説です。
大阪府の花としても指定されています。昔の花見は桜ではなく梅の花見だったようですね。
まだ寒い中で咲く梅の花に、厳しい日々の生活を忘れさせてくれるように感じたのかもしれませんね。
冬ごもり。寒くなるとつい家の中に隠りたくなりますが、こんな季節だからこそ、外で活動したいものです。
保湿に少し注意して、帰宅後もケアを忘れずに。
そんな小さな心遣いが数年後に違いを見せます。疲れた肌はビジネスマンにとって最低です。
ビジネスの成功を願うなら、まずは見掛けが大切です。相手に与える印象が全く違ってきます。
そして春に大きく花を咲かせるためには、冬の寒さに耐える期間が必要です。
その寒さの中で蓄えたからこそ次の生命を生む大きな力になるのだと思います。
この冬の季節に、今を春辺とあなたの才能を咲かせて下さい。