美肌成分「フコイダン」について

 

私がフコイダンに出会ったのは18年前。

ご縁あってタカラバイオ株式会社開発の「ガゴメ昆布フコイダン」配合の化粧品ブランドに

立ち上げから関わらせて頂いただことがきっかけでした。

ガゴメ昆布抽出液そのまま、

つまり海藻成分だけで出来た無添加化粧水「とわだ」に出会ったときは衝撃的でした。

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まずは洗顔後の肌に塗布してみますと何もつけていないよう。

なんとも潤わない 本当に化粧水?笑

こんなに水みたいな化粧水で保湿されるのかしら。

 

その時代、美容フリークであまたの数の化粧品を使ってきた身としてはかなり物足りない…

 

しかし、顔を水洗いすると「ヌルッ」としたぬめり感を感じて

「薄い被膜が肌を覆う」というフコイダンの特性を肌で実感できたのです。

 

もともと昆布は日本人が古来より健康に良いと食してきたもの。

それに美肌効果もあるなんて…

 

それからはフコイダンを体の内側、外側から積極的に取り入れています。

ガゴメ昆布で昆布水をつくり、スムージーからお味噌汁まであらゆる料理に使っています。

 


◆「フコイダン」とは

昆布、ワカメ、モズクなど海藻特有のネバリに含まれる高分子の多糖類で、食物繊維の一種です。

海藻ってヌルヌルしたぬめりがありますよね。それが「フコイダン」なのです。

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一概に「フコイダン」といっても、もずく、ワカメ、昆布と

それぞれに化学構造式も違えば、その作用も違います。

その作用機序は深く解明されてきませんでしたが(膨大なお金と時間がかかります)

タカラバイオ株式会社はフコイダンの中でも「ガゴメ昆布」から抽出したフコイダンに着目し

1995年に世界で初めてフコイダンの化学構造と機能性を解明したのです。

 


◆美肌効果について

(1)保湿効果

フコイダンには高い保湿効果があります。

保湿効果で有名な「ヒアルロン酸」は1gで水6リットルを蓄えられるといいますが

フコイダンと同じ多糖類の一種です。

フコイダンは親油性と親水性と相反する性質を併せ持っています。

通常、水と油は混ざりませんよね。

しかしフコイダンは水とも油とも仲良くなれる成分なのです。

肌表面は皮脂膜という油によって覆われていますが、フコイダンは皮脂と瞬時に馴染み、

薄い膜を作って肌内部の水分を逃がさず保湿を保ってくれるのです。

親油性・親水性

 

(2)肌の弾力を保ってくれる

皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層でできており、肌のハリは真ん中の真皮で作り出されています。

真皮にはコラーゲン線維とエラスチン線維、ヒアルロン酸などがあります。

コラーゲン線維はスプリングのような形状をしており、皮膚のハリを保っています。

肌は紫外線などによる害をうけると、肌内のコラーゲンが減少し弾力が失われシワの原因になりますが

ガゴメ昆布フコイダンには肌内部のコラーゲン量の低下抑制効果が確認されています。

ガゴメ昆布フコイダンは平均分子量20万以上と非常に高分子で肌内部に浸透するものではありませんが

肌表面に塗布するだけで、肌内部のコラーゲン量の低下を防いでくれるのです。

その不思議な作用については今現在も研究が続けられています。

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(3)ダメージ修復効果

「ガゴメ昆布フコイダン」には数あるフコイダンの中でも唯一ダメージ修復効果が確認されています。

体内に活性酸素という物質が増えると細胞が酸化し、シワやシミなど肌を老化させる原因となります。

フコイダンには、活性酸素の働きを抑制することで細胞の酸化を防止する抗酸化作用があります。

そして、正常な細胞には作用しません。

フコイダンには育毛効果も確認されているため「肌に塗って毛深くならないの?」というお声を頂きますが

正常な細胞には作用しないので毛深くなる事はありません。

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(4)皮膚肥厚化の抑制効果

老化と共に皮膚は厚く固くなっていきますが、フコイダンにはその抑制効果があります。

厚く固いとシワが出来やすいですが、肌に塗布するだけで柔らかくしなやかな皮膚を保ってくれるのです。

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◆まとめ

フコイダンの美肌効果は数え上げるとたくさん。まさに塗って良し!食べて良し!の万能成分です。

ガゴメ昆布フコイダンは他のフコイダンとは比べ物にならないほど強いネバリがありますが、このネバリこそ美肌の救世主。

フコイダンの美肌効果でファンデーションいらずの透明感溢れる素肌を保ちたいですね。

 

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