普段何気なく使っている石けん。
裏返して全成分をみますと「石けん素地」が一番先頭にきています。
その石けんの基になる「石けん素地」って何?
石けんがどんな風に製造されているかご存知でしょうか。
そして原料にはどんなものが使われているかご存知でしょうか。
◆石けん素地とは
石けん素地とは油脂と苛性ソーダなどのアルカリ成分との
化学反応(鹸化)によって出来上がった成分のことです。
そもそも石けん素地だけの表示では、
原料にどんなオイルが使用されているか解りませんね。
一般的に安価な石けんは牛脂とヤシ油、パーム油などの配合で出来ています。
その他にもパーム核油、大豆油、廃油、豚脂、オリーブ油などが原料に使われています。
◆石けんの原料は最も大事です
石けんは油とアルカリの反応によって出来るものですが
その油に何が使われているかで上質な石けんか否かがが解ります。
例えば原料に大規模なプランテーション農法で栽培された果実の油が使われていたとしたら…
農薬散布機で空中散布されていたとしたら…
残留農薬として必ず原料の油の中に残ります。
そして、石けんの中にも持ち越し添加物として存在するのです。
これをキャリーオーバーとよびます。
無添加石鹸でさえ刺激を感じて使えないという超敏感肌の方。
あなたのお使いになった石けんは真の無添加ではなく
キャリーオーバーによる添加物に反応されたのかも知れません。
◆真の無添加石けんとは
原料に使用するものはすべてノンキャリーオーバー(EU ORGANIC認証・農薬不使用無化学肥料栽培)
また、原料油脂だけでなく苛性ソーダに至っても食品用を使用しているもの。
石鹸の原料は100%食用原料で製造して言える石けんこそが真の無添加石けんなのです。
石けん素地だけでは窺い知れない石けんの原料。
お使いの石けんが真の無添加かどうか調べてみたくなりますね。